仮性近視と漢方治療
肝は目に開竅すると言われ、五臓六腑も目と関連するために、肝を中心とした全身症状に関連します。
気虚
目は肝の気が衰えると、働きが衰えます。
特に、気を作り出す、脾の機能が重要となります。
つまり、胃腸の疲れや働き過ぎは、気の不足をまねき、目の調節を行う、肝の気を補うことが出きずに目の機能が失調します。
陰虚
陰は潤すものの不足や老化によって、水分の保持力が低下します。
陰は主に腎が支配しておりますので、その機能が衰えると、口の渇きとともに、目の調節が悪くなります。
血虚
「肝は血を受けて良くものを見る」というように、肝血は目に通じてよくものを見ることが出来るものです。
つまり、東洋医学でいう血の不足は目の視力低下や色盲や夜盲症などを引き起こします。よくものが見えなくなります。
陽虚
陽気は目の調節も行います。冷え性や暗く冷えた場所で長時間の作業を行うと陽気つまり、代謝機能の低下が目の調節にも影響します。
寒湿の邪
冷えた場所や湿気の多い場所、もともとの体質から、湿つまり、水の停滞が目に影響して、目の調節機能を障害します。
肝気鬱結
ストレスなどが発端で、「精神状態の将軍として重要視される肝の気」が鬱滞して、目の調節を障害します。
東洋医学の世界でも、このような状態から抜け出すために、漢方薬や鍼灸や養生法が多く開発されてきました。
漢方である程度、改善できる病気であると思いますので、ご相談下さい。
目次
1、夏バテ・熱中症予防と漢方療法
2、夏バテ・熱中症予防と漢方分類
3、夏バテ・熱中症予防と養生